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新型GALAXYとXperiaの魅力/auだけじゃないiOS版「LISMO unlimited」/「PayPal Here」の戦略

こんにちは。
次のニュースをお届けします。

 4月30日から5月11日までの2週間は前半がゴールデンウィークだったこともあり、大きなニュースは後半に集中。端末関連では、英国発のリリースとして、ソニーモバイルが日本市場に投入するLTE対応Xperia2機種を発表した。一方で、祝日の異なる海外ではSamsung電子が待望の「GALAXY S III」を発表するなど、連休中にもモバイル関連情報から目が離せない状況だった。今回は、これらの新端末に加え、ソフトバンクのPayPalとの提携や、iOS版のLISMO Unlimitedに注目した。



●LTE対応スマートフォンが続々発表、「GALAXY S III」「Xperia GX/SX」は日本発売へ

 5月3日(英国時間)には、Samsung電子がフラッグシップモデルのGALAXY S IIIを発表した。4.8インチの「HD Super AMOLED」を搭載し、チップセットには自社開発でクアッドコアの「Exynos 4 Quad」を採用。グローバルモデルはHSPA+対応だが、北米、韓国、日本向けにはLTE版を開発している。ちなみに、LTE版はグローバル版とはスペックが異なる場合があると明記されており、通信をつかさどるベースバンドチップの変更によって、CPUも変わる可能性がある。Samsung電子は従来から日本や韓国向けの製品には、ワンセグやDMB(韓国のモバイル放送)を搭載していることから、こうした仕様も加わるかもしれない。OSはAndorid 4.0。カメラには800万画素の裏面照射型CMOSを採用し、Bluetooth 4.0やNFCも採用する。

 圧倒的なスペックを打ち出していたGALAXY Sシリーズだが、GALAXY S IIIの発表会は少々趣が異なっていた。もちろん、他社の端末と比べても、現時点でGALAXY S IIIの性能はトップクラスだが、それ以上に同社が強調していたのは“使い勝手”だ。Webなどのコンテンツを閲覧している際にユーザーの目の動きを追い、画面を点灯したままにしておく「Smart stay」や、不在着信があったことを手に取った際にバイブで知らせる「Smart alert」、メッセージをやり取りしている画面を開いたまま耳に端末を当てるだけで電話ができる「Direct call」といった機能は、どれも文字にすると地味だが、実際にはかゆいところに手が届く機能といえるだろう。日本語には現時点では非対応だが、iPhone 4Sに搭載された「Siri」に近い、音声で各種な情報を引き出せる「S Voice」も搭載している。デザインは丸みを帯びており、手のフィット感を重視していることがうかがえる。日本でも大ヒットした前モデルの「GALAXY S II」に続けるのか、注目したい。筆者も個人的に入手したいモデルの1つだ。

 対するソニーモバイルは、LTEに対応した「Xperia GX」と「Xperia SX」を発表した。両機種はLTEのほか、1.5GHzのデュアルコアCPUや、テレビ接続時専用のユーザーインタフェース、WALKMANアプリケーションを搭載している点が共通している。一方で、2機種投入するからには、相違点もある。GXは、おサイフケータイに対応し、「Xperia arc」で好評を博した、背面が弓のように反った“アーク形状”のデザインを採用。ディスプレイは4.6インチで、最薄部8.6ミリの薄さを実現した。カメラの画素数もSXより高く、約1300万画素で裏面照射型CMOSセンサーの「Exmor R for mobile」となる。

 一方のSXは、片手操作に適したサイズが魅力の端末だ。ディスプレイは3.7インチ。ソニーモバイルが「LTE対応スマートフォン世界最軽量」をうたうように、重さもわずか95グラムに抑えられている。おサイフケータイに加え、ワンセグ、赤外線通信にも対応。“ほぼ全部入り”のコンパクトモデルとして人気を集めそうだ。一方でGXよりカメラのスペックは控え目で、800万画素となる。数値から判断する限りでは、昨年の「Xperia arc」や「Xperia acro」に近いセンサーが搭載されているようだ。また、内蔵メモリ(ROM)はGXが16Gバイト、SXが8Gバイトという違いもある。

 これらの機種は、LTE対応で夏という発売時期を考えると、NTTドコモから登場される可能性が非常に高い。この時点でLTEのネットワークを持つのはドコモとイー・アクセスの2社。過去の実績やイー・アクセスのスマートフォン投入予定時期を考慮すれば、おのずと導き出せる結論だと思う。5月16日に開催される新端末の発表会が、今から楽しみだ。

●「LISMO Unlimited」がiPhoneにも対応、ソフトバンクでも利用可能に

 KDDIが11日に、iOS向けの「LISMO Unlimited powered by レコチョク」を開始した。LISMO Unlimitedは、月額1480円で音楽が聞き放題になるサブスクリプション型のサービス。2011年6月にAndroid向けとして開始されたもので、楽曲のラインアップはどちらかというと洋楽が多い傾向にある。ストリーミング形式だが、端末にキャッシュを残すこともでき、電波の入らない場所でも再生可能だ。TwitterやFacebookといったソーシャルメディアへの投稿機能も搭載されている。

 Android版はあくまでau限定のアプリだったが、iOS版ではキャリアの縛りが取り払われた。iOS 4.3以降を搭載したiPhone、iPod touch、iPadであれば、ソフトバンク版や海外から輸入したSIMフリー版でもApp Storeからアプリをダウンロードして利用できるようになる。au限定ではなかった理由について、KDDIは「App Storeのレギュレーション(規制)があり、auだけというサービスができない」とコメント。課金はWebから取得したau IDにひもづけたクレジットカードで行うが、その際に「どのiPhoneかを識別することができない仕組みになっている」という。サービスだけを切り出して、本格的にマルチキャリア展開を始めたというより、App Storeの規約に従った結果という色合いが濃い。Android版の他キャリア向けサービスについては「やるもやらないも、まだ検討はしていない段階」とのこと。Apple側とも協議を重ねて、現在の形になったようだ。

 ちなみに、iOS版LISMO unlimitedでは月々の請求に合算するいわゆる「キャリア課金」は対応していない。上述したように、au IDを取得した上で、「auかんたん決済」にクレジットカードを登録する必要がある。この条件はauユーザーも同じだ。auだけの特典としては、2週間の無料キャンペーンが用意されている。定額でこれだけ充実した楽曲を聞けるサービスはなかなかないだけに、iOS版のリリースを機に、他キャリアのAndroidへの開放もぜひ進めてほしい。

●ソフトバンクとPayPalが合弁会社を設立、「PayPal Here」などを導入へ

 ソフトバンクは9日に、PayPalとの提携を発表、10億円ずつ出資して合弁会社を設立する。ソフトバンクの代表取締役社長兼CEO、孫正義氏によると「日本の決済市場を変える、そういう目的のために作る会社」とのこと。iPhoneやAndroidスマートフォンにアタッチメントを取りつけてクレジットカードを読み取る「PayPal Here」も日本に導入する。

 PayPal Hereとは、アタッチメントとアプリが一体となったソリューションのこと。従来のようにクレジットカード専用の読み取り機器が不要となり、「スマートフォンを持ってさえいえれば、アタッチメントをイヤフォンジャックにプチュっと挿すだけでクレジットカードリーダーになる」(孫氏)という手軽さが特徴だ。サインやカード利用控えの発行も、すべてスマートフォン上で行う。アタッチメントはソフトバンクの法人営業が「徹底的に配りまくる」(孫氏)ほか、ショップでも1200円で販売される。手数料は5%。一般的なクレジットカード会社は取引先の業態や職種によって手数料を変えているため一概には比較できないが、平均すると同程度かより安くなるように設定されているようだ。孫氏が「100万、200万店舗まで増やしていく」と意気込むように、今までクレジットカード決済の導入をためらっていた中小店舗にまでPayPal Hereを広げていく構えだ。

 さらに、“顔パス”で決済を行う「チェックイン」機能も提供する。ユーザー側のスマートフォンには位置情報に基づき、近隣のPayPal対応店舗を表示。アプリでチェックインすることで、店舗側のスマートフォンのリストにそのユーザーが表示される。後は、店員があらかじめ入力しておいたメニューを選び、支払いを完了させるという仕組みだ。ユーザーの照合は、顔写真の目視で行う。金額を確認してから明示的に支払う流れでないため少々不安は残るが、「不正な取引があった場合、返金処理で対応していく」(会場の説明員)とのこと。返金があるとはいえ、認証の仕組み上、初めて訪れた店舗や大規模店では使いづらい。「麻薬や銃など、明らかに違法なものを販売する店舗には、そもそもアカウントを発行しない」(同)という措置も取られる。

 なじみの店での支払いなどがスムーズになりそうだが、現金やクレジットカードを提示するという従来の方法から大きく“所作”が変わるソリューションのため、PayPal側としてもあくまでまずアタッチメントありきと考えているようだ。まず、アタッチメントを普及させ、PayPalによるクレジットカード支払いを普及させる。その次に、チェックイン機能によるオンライン上での支払いを実現させるという戦略があるようだ。

 一方で、日本ではおサイフケータイの利用環境も広がっており、対応するリーダー/ライターをすでに設置している店舗も少なくない。特にドコモが推進するiDは、タクシーや自動販売機など、従来の店舗の概念にとどまらない幅広いシーンで利用できる。こうしたおサイフケータイとの競合関係について問われた孫氏は、「おサイフケータイは、そもそも使う金額が大変少額で、お金を追加するのが非常に面倒。しかも端末を乗り換えると、残金が非常に移しにくいなどの問題点があり、現実にはあまり使われていないのではないか」とコメント。その上で「ガラパゴス的に発生したおサイフケータイは一時的なビジネスモデルだったと、5年後、10年後に言われるようになる」とした。

 これに対して、PayPal Hereはあくまで決済端末の代わりになるもので、電子マネーやクーポンの役割を担うおサイフケータイと直接競合するものではないというのが筆者の見解だ。また、確かに孫氏が指摘するような機種変更の問題などはあるが、ケータイをかざして決済を行うおサイフケータイのアイディアはNFCとして世界に広がっており、米国でもすでにGoogleが類似サービスを開始している。発想自体は決して“ガラパゴス”ではないということをつけ加えておきたい。事実、会場の説明員もPayPal Hereのアタッチメントが将来的にNFCに対応する可能性は十分ありえると話していた。アタッチメントにスマートフォンをかざせば支払いが完了するというのは、ユーザーにとっても店舗にとっても、時間の節約や手間の軽減、管理の効率化といったメリットの多い方式だと思う。ソフトバンクモバイルがおサイフケータイ対応スマートフォンを販売していることもあり、ソフトバンクにはこのような将来の青写真まで描いてほしかった。



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120512-00000015-zdn_m-mobi
※この記事の著作権は配信元に帰属します。

いろいろなことがありますね。



お読みいただきまして
ありがとうございました。

次のニュースでお目にかかりましょう。
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