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ロボット最適化で「MUJIN」の価値…ブルガリア出身の魯仙さん

こんにちは。
次のニュースをお届けします。

 <磯崎哲也の起業報告>
 最近、日本のベンチャーでも「シリコンバレーに行って勝負してみよう」という会社が多くなってきましたが、今回は逆に、シリコンバレー出身でありながら日本にやってきた起業家のご紹介をします。
 出杏光(であんこう) 魯仙(ろせん)(Rosen Diankov)さん(28)は、ブルガリア出身。冷戦崩壊後、魯仙さんが8歳(1993年)の時に一家はアメリカに移住します。ブルガリアは幼少期から数学や科学の教育に力を入れている国のようですが、魯仙さんは、それに加えて、父親が構造エンジニア、母親が高校の数学の教師という環境で育ちました。
 魯仙さんは子供のころからプログラミングには親しんでいましたが、UCバークレーでコンピューターサイエンスと人工知能を学んだ後、カーネギーメロン大のロボティクス研究所に入り、「素人のように考え、玄人として実行する」などの著書でも知られるロボット工学の世界的権威、金出武雄教授のもとで研究。2010年からは東京大学の研究員となり、2011年7月、滝野一征氏(27)とともに株式会社MUJINを設立しました。
 魯仙さんに「なぜ日本に興味を持ったんですか?」と聞くと、カーネギーメロンの研究所でホンダエンジニアリングとの共同研究などを行って、日本と日本の製造業に興味を持ち始めたということのほかに、
 「(アニメの)攻殻機動隊の存在が大きかったです。攻殻機動隊では技術が芸術として描かれていたので感動しました。もちろん、金出先生の影響もかなりありました。出杏光の『出』は金出先生に敬意を払って付けたものです」とのことです。

 MUJINの技術は、OpenRAVE (Open Robotics Automation Virtual Environment )という、ロボットのオープンソースソフトウェアの開発運営と大きく関連しています。魯仙さんは、カーネギーメロン大に入ってすぐ、このOpenRAVEの開発をはじめ、今では、このコミュニティには、大学や研究所、企業、宇宙関連など、世界の数百のユーザが参加しているとのこと。

 「株式会社MUJIN」という社名にした理由についても聞いてみました。

 「日本の製造技術は素晴らしいのに、労働コストの問題などで、工場が中国や東南アジアに移転してしまって非常にもったいない。工場での生産工程の多くの部分を占める単純で危険な作業を、ロボットによって無人(MUJIN)化することで、生産技術を海外に流出させず日本に残す事が私たちの夢です。自動化によって無尽蔵(MUJIN)の価値を創造していく、という意味も込めて『MUJIN』という社名にしました」

 また、なぜ産業用ロボットという「シブい」領域に取り組むことにしたのでしょうか?

 「『未来のロボットの研究』というと、家庭で家事をするようなロボットを思い浮かべる人が多いと思いますが、家庭のあらゆる状況に対応するのは、認識、動作、制御等が非常に難しいんです。これに対して、産業分野のロボットは、作業を行う環境も部品も固定されているので非常にシンプル。このため、知能ロボットの研究をやるなら、まず産業用ロボットで技術を培っていくのがベストだと考えました」

 しかし、読者の中には、「日本には、ファナックやデンソーウェーブ、三菱電機といった世界に冠たるロボットメーカーがあるのに、そうした『シンプル』な領域に、外国から来た研究者のベンチャーが入り込む余地はあるのだろうか?」という疑問を持つ方も多いんじゃないかと思います。実はここに、魯仙さんが培って来た、数学やコンピューターサイエンス、オープンソースのコミュニティの力が生きてきます。

 「産業用ロボットは関節がいくつもあるし、作業空間のレイアウトもいろいろなパターンが考えられます。『部品を移動させる』という単純なことでも、ロボットをどう配置するか、それぞれの関節をどう動かすかで、無限に近い組み合わせが考えられます。今まで、こうした設定は人間が試行錯誤したりパソコンを使って行われたりしており、簡単なものでも相当な手間と時間がかかっていました。MUJINではこれを、クラウドコンピューティングによる並列計算や独自のアルゴリズムを使って高速化し、10分以内で終わらせることを目標にしています」

 確かに、工場の生産活動というのは多数の工程の組み合わせなので、仕掛かり時間が短くなることに加えて、一つ一つの工程が最適化されて数秒速くなるため、全体では非常に大きなコストの削減に繋(つな)がることも考えられます。

 日本の政治家や経済を考える人の中には、「ものづくり」を重視する人が多いですが、海外のみでなく国内のメーカーでも、今や、利益を生む源泉は「モノを作る行為」それ自体ではなく、「やり方」すなわち「ソフトウェア」や「その技術を取り巻く生態系(コミュニティ)」にシフトしつつあると考えられます。

 シャープの筆頭株主にもなった鴻海精密工業(FOXCONN)に、「低賃金な中国の労働者を大量に働かせている」というイメージを持っている方が多いと思いますが、工場のある都市部周辺では賃金水準が急激に上昇しつつあり、ロボット導入に関しても積極的に研究しているといわれます。

 また、魯仙さんは、日本の理系の大学生・大学院生に、もっとベンチャースピリットを持って欲しいとも思っているようです。

 「米国では、みんなが『いかにベンチャーを始めるか?』ということを考えているのに、日本の理系の大学生・大学院生はまだほとんどベンチャーに目が向いていません。東大の研究室でも、磯崎さんの著書『起業のファイナンス』を、みんなの目に付くところにわざと置いてみたんですが、誰も興味を示さない(笑)。東大の理系の大学院生は、大企業の研究室に入ることしか考えていない人が多いです。ベンチャーの方が絶対面白いのに!」

 「ものづくり日本」がベンチャーやIT技術の力で大きく生まれ変わり、世界に羽ばたいていくとしたら、とてもすばらしいことだと思います。
 
 ■ 磯崎哲也(いそざき・てつや)
 公認会計士・税理士、システム監査技術者。カブドットコム証券株式会社 社外取締役、株式会社ミクシィ 社外監査役、中央大学法科大学院 兼任講師等を歴任。著書に「起業のファイナンス」。



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120516-00000302-yomonline-sci
※この記事の著作権は配信元に帰属します。

ちょっと気になりますね。



ここまでお付き合いくださいまして、
ありがとうございました。

次のニュースでお目にかかりましょう。
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まとめtyaiました【ロボット最適化で「MUJIN」の価値…ブルガリア出身の魯仙さん】

こんにちは。次のニュースをお届けします。 <磯崎哲也の起業報告> 最近、日本のベンチャーでも「シリコンバレーに行って勝負してみよう」という会社が多くなってきましたが、今回は逆に、シリコンバレー出身でありながら日本にやってきた起業家のご紹介をします。 出...
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